海外から薬の輸入や購入を考えている方へ。注意点と危険性を解説!
「海外の薬を試してみたいけど、自由に輸入してもいいのかな」
「海外のサイトから直接サプリメントや医薬品を買いたい」
ネットで手軽に欲しいものが買えるいま、海外から薬を購入するときは注意が必要なんです。
薬や化粧品、医療器具などを海外のサイトから取り寄せたり、旅行先で購入し持ち帰ることを「個人輸入」といいます。
この個人輸入は薬機法(医薬品医療機器等法)で厳しく制限されており、もし違反してしまうと、2年以下の懲役、もしくは200万円以下の罰金刑が課されてしまいます。
安心・安全に個人輸入できるよう、ここでは次の3つを解説していきます。
- 個人輸入の注意点と薬監証明について
- 薬の個人輸入が厳しく制限されている理由
- 実際にあった健康被害について
この記事を読んで、法律に反することなく、安全に海外の薬を手に入れられるようになれば幸いです。
それではまいります。
海外から薬を個人輸入するには薬監証明が必要
海外から薬を個人輸入するには、薬機法に基づき、販売目的ではないことを証明する薬監証明を受ける必要があります。(販売目的の場合、厚生労働大臣の承認・認証・許可を受ける手続きが必要です。)
そもそも大前提として、個人輸入は「自分自身で使用する場合」に限りますので注意しましょう。(他人への売買、譲渡は不可)
他にも、治療に必要な場合や、試験研究、展示用、医薬品の原料として使用するなど、使用目的が限られていますので事前に確認が必要です。
薬監証明なしで個人輸入できる条件とは
「とくに治療に必要ってわけではないんだけど…」
「ただ自分で使ってみたいだけなんだけど…」
という場合は、以下の数量内に限り、薬監証明なしで個人輸入することができます。(税関の確認は必要です。)
医薬品又は医薬部外品の場合
- 外用剤(軟膏、目薬など):1品目24個以内
- 毒薬、劇薬又は処方せん薬:1ヶ月分以内
- 上記以外の医薬品・医薬部外品(養毛剤、浴用剤、ドリンク剤、サプリメントなども含む):2ヶ月分以内
また、医師の処方箋を受けずに使用することで、重大な健康被害が起きる可能性がある薬については、上記の数量に関係なく、必ず医師の処方箋が必要になりますので注意しましょうね。
薬の輸入が厳しく制限されているのはなぜ?その危険性とは
海外から薬を輸入するには、手続きや証明が必要になります。
数量も制限されていたりと、かなり面倒くさい内容になっていますよね。
なぜこのように厳しく制限されているかというと、海外の薬には次のような危険性があるためです。
- 薬機法に基づいた品質・効果・安全性の確認がされていない。
- 不衛生な場所や方法での製造・流通されている可能性がある。
- ウソや誇大な効能・効果、安全性を謳っている可能性がある。
- 正規品と偽った製品の可能性がある。
など。
日本で流通している薬は、薬機法に基づいて品質や安全性が確認されていますが、海外の薬は確認されていないものばかりです。
そのため、思うような効果や効能が出なかったり、有害な物質が含まれていて副作用や健康被害が起こる可能性もあります。
また、当たり前ですが海外の薬には用法・用量、使用上の注意などが外国語で書かれているため、内容をしっかり理解する語学力が必要です。
外国語がわからず曖昧なまま使用してしまう危険性や、また内容が理解できても、日本では認められていない用法・用量が書かれている可能性もあります。
そのため上記と同様に、副作用や健康被害が起こってしまう危険があるんです。
もし日本で流通している薬で副作用が出ると「医薬品副作用被害救済制度」という制度が適用されますが、個人輸入した薬には適用されません。
重大な健康被害が出ても、自己責任となるため十分注意が必要です。
このように危険性がさまざまあるため、海外の薬を使用したい場合は、事前に家族やかかりつけの医師、薬剤師などに相談・確認をするようにしましょう。
参考サイト:
厚生労働省 医薬品等を海外から購入しようとされる方へ
厚生労働省 医薬品等の個人輸入に関するQ&A
千葉県 医薬品等の個人輸入について
実際にあった健康被害とは
「そうは言っても、どんな被害が出てるの?」
実際に以下のような健康被害が起きています。
中国製ダイエット用健康食品によって、肝機能障害や甲状腺障害などの健康被害が起きたり、死亡者が発生しています。
参考サイト:
厚生労働省 中国製ダイエット用健康食品(未承認医薬品)による健康被害事例等
他にも、ホスピタルダイエット・クリニックダイエットと称した「やせ薬」から、死亡者や動悸や麻痺、幻覚や幻聴などの健康被害が起きています。
参考サイト:
厚生労働省 「ホスピタルダイエット」などと称されるタイ製の医薬品成分を含有する無承認無許可医薬品による重篤な健康被害事例について
海外の薬を使用する際は、健康被害や副作用が起きるかもしれないリスクと、必要性を考えるようにしましょう。
不安な場合は、あらかじめ医師や薬剤師へ相談し、効果・効能、使用方法について十分理解してから使用するようにしてくださいね。
「きちんと病院にも確認してOKをもらったから、海外のあの薬を使いたい!」
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