中絶薬の個人輸入は注意が必要！まずは病院へ【健康被害に遭わないために】
「親にも友達にも相談できない…。」
「パートナーと連絡が取れない…。」
さまざまな状況の中で、それぞれ事情を抱えながら、中絶を考えている方も多いと思います。
「病院には行かずになんとかしたい…。」
と考えている方には、中絶薬を海外から個人輸入することを検討しているかもしれません。
ただ病院を受診せずに使用することはとても危険なんです。
海外で流通している中絶薬の成功率は100%ではなく、 流産が中途半端で止まってしまい、大量に出血し続けたり、出血が長引くことで感染症などが起こる危険性があります。
体を壊してしまっては意味がありませんよね。
効果や危険性をしっかり知って、後悔のない選択をするようにしましょう。
中絶薬の効果とは
中絶薬とは、錠剤を服用することで陣痛を起こし、中絶を行う薬のこと。
日本では承認されていませんが、
海外では正式な治療法として認められており、医療機関の治療のもとで使用されている国がたくさんあります。
ただ認められている国の中でも、安全上の理由から
医師の診断なしでの使用は控えるよう強く注意喚起されています。
というのも、実際に医師の診断なしで使用した人の中で、 健康被害が起きているためです。
冒頭でもお伝えしましたが、薬の成功率は80％ほどしかなく、出血が止まらないなどの症状が起こることがあり、追加の治療や手術が必要になります。
また、もし子宮外妊娠だった場合、破裂や破裂による激痛、多量出血が起こることも…。
実際に次のような健康被害に遭った女性もいました。
実際にあった健康被害
インターネットで中絶薬を個人輸入し、服用した妊婦の20代の女性が、多量の出血・けいれん・腹痛の症状を発症し、入院した事例がありました。
女性が服用した中絶薬は、膣からの多量の出血や重大な細菌感染症などを引き起こす危険性があり、医師からの指示を受けずに使用することはとても危険です。
この中絶薬は、 医師の処方＋地方厚生局の承認がなければ、個人輸入・服用はできないことになっているので、決して個人の判断で使用しないようにしましょう。
参考サイト：
厚生労働省 医療機関を受診せずに個人で海外製経口妊娠中絶薬を使用することは大変危険です
厚生労働省 ミフェプレックス（MIFEPREX）（わが国で未承認の経口妊娠中絶薬）に関する注意喚起について
厚生労働省 個人輸入される経口妊娠中絶薬（いわゆる経口中絶薬）について
安全に使用するにはどうしたら？
色々な事情があるとは思いますが、まずは 病院で受診することが大切です。
上で紹介した健康被害の他にも、自己判断で使用したことで過去に 堕胎罪に問われた人も。
堕胎罪とは、出産より前に、人為的に胎児を母体から分離・排出する罪のこと。
刑法212条により、「妊娠中の女子が薬物を用い、又はその他の方法により、堕胎したときは、1年以下の懲役に処する」と定められています。
中絶薬の個人輸入や服用を考えている方は、 重大な健康被害や、 罪に問われるリスクがあることもふまえて、まずは 自分の体を第一にしっかり考えて使用するようにしましょう。
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きちんと医師の診察を受けたあと、個人輸入を考えている方は、代行業者に依頼するのがおすすめです。
一般の方が個人輸入を行うには、 外国語や支払い方法の問題、購入したあと 「本当に届くのかな…。」という不安がつきものです。
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